近況のご報告です
ヨーロッパの 晩春
2012年5月30日

今年のヨーロッパの春は、日本同様に天候不順でした。
ここルクセンブルグも5月中頃まで冷たい雨ばかりで、野菜の畑も今年は育ちが悪く、ちょっと諦めの私です。でも、漸く暖かい晴がやってきて、緑も爽やかです。 日本は、竜巻、雷と大変ですが、皆様 お元気ですか?b0126231_4452962.jpg


ルクセンブルグは、ヨーロッパの森と呼ばれる位、森林に囲まれている国です。世界遺産に指定されているルクセンブルグ市内は、森の中に有る天然の城塞です。この頑丈な城塞が欲しくてオーストラリア、フランス、ドイツに侵略されました。フランスのナポレオンに侵略された時は、ルクセンブルグはフランスの森林県という呼び名でした。

b0126231_446418.jpg



森の中には、今は散歩道が整備されていて、所々に立ち止まってエキササイズを促す看板がかかった所もあります。

b0126231_4485357.jpg


運動の道具も用意されています。

b0126231_4492891.jpg



木を切った根っこでも遊びのコーナに変身しています。

b0126231_4522287.jpg



森の中には子供達のために家や車も作られています。

b0126231_4531162.jpg


この暖かい天気に、学校の子供達は、一斉に野外に出かけます。

b0126231_4545945.jpg


年長組はグラウンドでゲームを楽しんでいます。

b0126231_4554216.jpg



私がビックリしたのは、ゲームが終わると生徒達は先生に先導されて自転車で学校に帰るようです。日本では考えられないことです。b0126231_4562790.jpg



と言うのは、自転車道が車を通らない田舎道に整備されていて安全だからです。

b0126231_4571840.jpg


自転車道のマークです。

b0126231_4581393.jpg
b0126231_4585347.jpg


この国の車は右を走りますので、私は運転が出来ない代わりに、移動は自転車とバスを利用しています。


b0126231_4594792.jpg



子供達の教育も充実しています。小さい頃から3カ国の言葉を勉強しますので、小学校の授業が始まるのは、朝8時からです。この国の面積は、神奈川県と同じ位ですが、人口はたったの51万人ですから子供を大事にしているように思えます。  子は国の宝ですからね。


  次回のブログ更新は 6月下旬になりますが、皆様 お身体ご自愛ください。

                                            松村温江




          
[PR]
# by m-mitsue | 2012-05-30 05:07
ルクセンブルグの宗教行事オクターブ
2012年5月17日

ルクセンブルグではイースター(今年の復活祭は4月8日)の後の3週目の日曜日~5週目の日曜日までの2週間(4月29日~5月13日)をオクターブと言う期間です。オクターブとは 1600年代のペストの大流行後、生き延びた人々がマリア様に感謝するために設けられた祭事で、400年以上も毎年続けられています。ルクサンブルグは、人口の90%以上がキリスト教〈カソリック〉ですので、各地から町の大聖堂である
ノートルダム寺院に沢山の人々が御参りにきます。

b0126231_845777.jpg


ノートルダムとは、フランス語Notre-Dameで、私達の貴婦人という意味です。英語ではOur Ladyのことで、聖母マリアを指しています。ヴィクトール・ユゴーの小説で有名な『せむし男』の舞台になっているパリのノートルダム寺院の他にヨーロッパには、各地にあります。そのひとつがルクセンブルグのノートルダム寺院です。寺院の入口に彫られた像の、上から2段目中央がマリアさまです。

b0126231_8454464.jpg


中に入ると、祭壇には、マリア様が綺麗な洋服を着て、御参りに来る人を歓迎しているようです。大司教様のお話を聞きに、大勢の人で一杯でしたので、遠くの方から、大司教様の話しが終わった時に、そっと写真を撮りましたので、マリアさまが見えませんが、御許し下さいね。マリアさまの洋服は歴代の王様達からプレゼントされ、40着ほどあるそうです。 オクターブの期間中だけ、毎日衣匠が変わるそうです。

b0126231_8463822.jpg


私達がお参りに行った日、大司教様は、「信じる」と言う話をされました。
私はフランス語が分からないので話の内容をお伝えできませんが、大司教様が話し終わったあと、感激した現地の御婦人らが大司教様に挨拶に行かれ、そのひとりひとりに答えておられました。現在の大司教様の名前は、ジャン クロード・オロリッシュさんです。26年間、日本の上智大学で神学を教えられ方で、昨年ルクセンブルグ大司教に任命されました。日本に居た娘夫婦も、大司教様と親交があったとのことで、私までも娘婿から紹介して頂きました。大変日本語がお上手なのでビックリしました。

b0126231_8495941.jpg


カセドラルの隣は、昔 女子高だった建物が建っていました。

b0126231_8504723.jpg


その三角屋根の上には、やはりマリア様の像が彫られていました。
やはり信仰の熱い国民性ですね。

b0126231_8513540.jpg


関東で、竜巻が起こって大変な被害だったとのニュースを聞きましたので、どうぞお疲れがでませぬようにと念じております。 ジャン クロード・オロリッシュ大司教さまを通して、きっと、ルクセンブルグのマリア様からも平和を祈願していると感じた日でもありました。             
                               
                             仏教徒である私は合掌致します。     松村温江
[PR]
# by m-mitsue | 2012-05-17 08:56
ルクセンブルグの家庭菜園
2012年5月3日

日本は、今はゴールデンウイークの真最中ですね。世界がグローバル化にしてきた現在、日本やニュージランドのニュースがここヨーロッパでも直ぐに報道されます。
連休中の移動による自動車事故で、多くの方の尊い命が失われたことは悲しいことですね。自分が交通ルールを守っても防げず、経済状態も世界的に悪化しています。その上、日本は今尚余震が増大して、もし大型地震が発生した場合に起こる予測のシュミレーションが報道され、世の中に何が起こるか分からない不透明な時代です。この時代に生きている私達一人ひとりが注意をしながら生活をしても、安全が確保できない昨今ですが、それにも負けずに私達は生きなければなりません。 過去を後悔したり、将来を恐れていても何も始まりません。自分の命は天にお任せして、今いる所で、今自分で出来ることに心をこめて毎日を暮らすことが、自分を生かし将来を築くことだと私は信じています。
私の老後の生き方(病気にならないで自然と協調して生きたい)を模索出来る私は幸せものです。現在は娘の家に同居している私ですから、ここヨーロッパのライフスタイルに合わせながらも、毎日の暮らしの中で自分に出来るエコ的生活を心がけています。
エコEcoの語源は、Ecology生態学、自然と生物、環境と economy経済の、両方の意味を兼ね備えていると言われます。つまり地球に調和して人に優しい暮らしをすることです。ヨーロッパでは、BIOビオ(生命)の製品に人気があります。無農薬のオオガニック有機野菜や食料品だけではなく、化学合成されていない天然素材の服や家庭用品を扱う店があります。日本では玄米菜食、自然食のマクロビオティックが見直されています。

b0126231_7271415.jpg


私のエコ生活の一つとして、生ごみや庭からでる落葉などを有効活用できるコンポスト堆肥作りをして、家庭から出すゴミを減らすと共に、有機野菜を作る家庭菜園を始めました。昨年クライストチャーチ地震からヨーロッパの娘の家に避難していた時は、リンゴ箱でのコンポスト作りをしました。作り方は、このブログの昨年11年7月12日のMitsu便りに詳しく書いてあります。ニュージランドに戻り今年の3月までの仮住まいの時は、今度は段ボール箱で挑戦しました。

b0126231_7295773.jpg


右側に見えるのは、緑色の濡れた材料(窒素分―微生物の蛋白源) 台所の生ごみ(果物・野菜くず、コーヒーかす、茶がら、卵の殻、海草など)
左側に見えるのは、茶色の乾いた材料(炭素分―微生物のエネルギー源)枯れ葉、茶色の藁、おが屑、新聞紙や段ボール、小枝など)
両側共に、毎日緑色の濡れた材料と、茶色の乾いた材料を重ねてゆきます。
2,3週間に一度は鶏糞や土を加えてからフォークで空気をいれました。
庭仕事をしていた時にミミズや団子虫を見つければ 必ずコンポストにもいれました。コンポスト作りには、緑と茶色の材料と、空気、水、微生物(土の中にいるバクテリアや細菌、みみず達)が必要です。適度な空気と湿気の状態で 緑と茶色の材料を微生物が 発酵・分解を促して栄養を持った土、堆肥を作ります。この段ボール箱でのコンポストも数カ月たてば、良い堆肥になるでしょう。

b0126231_7323163.jpg


今年の3月中洵に、再びヨーロッパに戻ってから、昨年作ったリンゴ箱のコンポストを開けてみたら、しっとりとした栄養のある黒土ができていました。いやな匂いはなかったので、半日日光に当てました。

b0126231_7331094.jpg


夕方 庭にある野菜畑に、早速そのコンポストの土をふりまき

b0126231_7335233.jpg


古い土と、混ぜ合うように耕して3週間ばかり放置しました。

b0126231_7352823.jpg


今年のヨーロッパは寒かった上に、雨も多かったのでなかなか、野菜の苗を植えることができませんでした。オランダの旅でも、お伝えしたように寒さで元気な私も風邪をひいてしまいましたが、旅から戻ってきた4月中旬には、庭の桜が満開に咲いていました。

b0126231_73629100.jpg
b0126231_7365250.jpg


一重桜と、八重桜

木蓮の花も咲き始め、暖かさを感じたので、私は嬉しくなって、トマト、ピーマン、レタス、セロリの苗を買って、植えましたが、翌日は、思いがけず零下の温度にぶり返し、霜が降りて、トマト、ピーマンの苗が1日で萎れてしまいました。 でも私は諦めきれずに、苗の周りに、寒さを防ぐプラスチックの容器をあてがって様子をみました。

b0126231_7375274.jpg


4月後半は、再び10日以上も雨で、寒い日が又続きました。
でも5月に入って、漸く晴れ間が見ることが出来て暖かくなったので、庭に出てみて、ピーマンの枯れた本茎の根元を掘ってみたら、小さな葉っぱが脇から2枚出ているのを見つけて、嬉しく成りました。

b0126231_7392196.jpg


トマトも 同じように 本茎は枯れた上部分を切り取って根元を掘ってみたら、小さな葉っぱが脇から2枚出ているのを見つけました。植物達も、今年の寒暖の激しい異常気象に負けないで頑張っているのに驚かされました。

b0126231_7401793.jpg


今年は、昨年と違ってヨーロッパも寒暖の差が激しいので、私の小さな菜園は、ひっそりしています。ただ、昨年植え替えをしておいたソリルとチャイブのハーブ類は、青々と育っています。やはり、ハーブ類は、タンポポでも分かるように雑草ですから、強い逞しさがありますね。私達も雑草のように逞しく生きたいですね。

b0126231_7412677.jpg


左側が、チャイブ、 真中がソレル

ソレル、スイバは、酢い葉と書くように独特の酸味があり、ホウレンソウに似た葉はシュウ酸を含んでおります。酸味を抑えた改良種に、フレンチ・ソレルがあり、フランス料理よくつかわれます。サラダやソース、スープ、オムレツなどに合います。 ソレルの若葉は、生でも湯がいてから調理しても良いです。

チャイブは日本に自生するアサツキの仲間でネギに似た香り。生のままで、スープ、肉や魚のソテーの仕上げに合います。ビタミンとカルシウムを含み、肝臓を強め、食欲を増進します。利尿作用、殺菌、防腐作用もあります

ソレルとチャイブは耐寒性があって育てやすいので、皆さまの御庭にも植えて、料理に活用下さいね。
愛情は胃からと言いますので、ハーブや、野菜を育てて御家庭の皆さまの健康な体作りを助けましょう。家庭の幸せは、地域の幸せに、社会の幸せにつながりますからね。 
              胃は意に通じます。

                                            松村温江

[PR]
# by m-mitsue | 2012-05-03 07:55


以前の記事
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧