近況のご報告です
ルクセンブルグの秋 
2012年10月13日

10月も半ばを過ぎ、日本は食欲の秋、スポーツの秋、紅葉の秋と満喫されていらしゃいますか? 一方ニュージランドは春の真最中で、花々が満開の季節でしょうが、ここルクセンブルグの朝夕は秋の始めですが既にオーバを着るほどに冷え込みます。

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娘家族が住む村は、ルクセンブルグの町から車で15分のところですが、周りには未だ農場がある静かな田舎です。

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既に冬の牛たちが食べる肥料の束 ヘイがこんなに準備されています。

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子牛も生まれていて柵の中で飼育されていました。

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でも、先週の日曜日は、村のマラソン大会があって、老若男女2000人のランナーが参加したので、マラソン会場付近は人で溢れていました。

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最初は、900メートルの小児の部のマラソンです。クマのぬいぐるみさんとお姉さんの先導で

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走る子供達は体の準備体操です。

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一斉に走りだしました。孫のマリカも参加して5分位で900メートルを走り終えました。

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次は、10代の子供達です。大勢 参加するのでスタートラインまでお姉さん達に先導されていました。

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大人の部は15キロメートルですので、のんびり田舎道を走ります。

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道の所々で家族の応援があり、走る人も走らない人も皆が楽しそうです。

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ゴール付近は、また人だかりです。

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子供達は、風船やバックの参加記念を貰って嬉しそうでした。
大人の方は、知り合いの人と会って挨拶を交わしていました。

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ルクセンブルグは、人々も仲良くて、空気も綺麗で住みよい所のようです。

きっと原発で住めなくなった福島の田舎町の農村も、以前はこのような所だったのでしょうね。


                                                 松村温江
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# by m-mitsue | 2012-10-13 07:46
ラトビアの旅 薬博物館
2012年9月27日
 
9月もまもなく終わります。今年の日本は秋になっても暑さが続いていたと伺っています。その上 中国、韓国と島をめぐっての領土問題と今後の政治の行方もハラハラされていることと存じますが、皆さま御元気でいらしゃいますか? 海外で暮らす私達も日本関連のニュースに一喜一憂しております。

旅から戻って随分たちますが、今日はラトビアの首都リガにある薬博物館の充実した展示物をお伝えします。
ダウガヴァ川を隔てたリガの町の中心地にある狭い通りに、その博物館の建物がありました。興味がなければ、見過ごしてしまいそうな入口です。

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でも玄関に入れば、すぐ右手に受付があって、入館料一人1ユーロを払いました。すると、ラトビアの御年配の女性が私と娘の2人のために館内を案内して下さる様子でした。でも、私達がラトビア語を理解できないのを知ると何処かに行かれてしまいました。この博物館には、めったに外国人の旅人はこないのでしょう。見学者は私達2人でしたので、ゆっくり見学ができました。
最初の部屋には、昔使われていた植物の標本が写真のように陳列されています。右手の棚には、日本や中国で使われている漢方薬の材料となる乾燥した植物の根、茎、種などと同じ標本です。やはり西洋のハーブの材料は、漢方薬の材料と同じ植物もあるからだと私は思いました。

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次の部屋は、近代の薬局が、そのまま一部屋に納められていました。

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上の棚に置かれている瓶は、乾燥ハーブをアルコールで抽出したチンキ液の数々です。患者さまの症状によって、これは単品で使ったり、又は5,6種類を混ぜて調合したりします。

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下の棚には、乾燥ハーブが納められている棚です。漢方薬の百味箱と同じですね。
症状によって、この箱から何種類かのハーブを選びます。

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そして天秤で量をはかり、量によって、陶器製の乳鉢か写真の手前にある大きな鉄で出来た粉砕器に入れて細かく砕いてから患者さんに渡すのでしょう。それを患者さんは、葉の柔らかい植物なら熱湯を加えハーブティ(インフゥージョン)に、根、茎、種の固い植物なら水から入れて煮て煎じ液にして飲みます。

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その頃、売られていた植物で出来た軟膏や薬の陳列です。

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近代薬局の隣には、産業革命以後に、植物の有効成分だけを取り出し、その成分を化学合成して出来た西洋薬を扱う病院の調剤室もそのまま再現されていました。

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アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)を水蒸気蒸留で作る時に使う器具類も展示されていました。

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私達が熱心に時間をかけて見学をしていたので、博物館の人が不思議に思ったのでしょうね。私達がアルコール漬の瓶を眺めていたら、途中から英語の分かる博物館の年配の男性が現れ、「これは何かわかりますか?」と言う質問を受けました。私は「高麗人参と蛇で、日本も昔はマムシなどを強壮の薬に使っていました。」と答え、自分が日本の薬剤師であること、漢方薬局に勤務していた経験があることをお伝えしました。

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その後、中庭も案内されて、小さなハーブの花壇があって、その中でもエキネシアを指して、「何ですか?」と聞かれましたので、やはりラトビアでもこのハーブを重視しているようです。エキネシア(写真の右にある赤い花)は、殺菌力が強く免疫効果があるので、ヨーロッパの風邪薬のシロップに配合されているのを見かけます。

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中世時代は薬屋は無く、ハーブの知識がある年配の女性が、森の近くの小屋に住み、ハーブを育て、収穫をした薬草で病人に治していたのでしょう。そのような小屋も展示されていました。このような人が中世時代は、魔女と言われ「魔女狩り」にあったのかと脳裏に浮かぶと、ちょっとはかない気分になりました。

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でも、中庭に薬草風呂のある小屋を見つけて私の心が和みました。
岩石を積み上げたコンロで火を起こし、小屋一杯に吊るした沢山のハーブ束をいぶし、
日本の昔に使われていたような風呂桶で湯を沸かして、その中で体を癒していた様子が目に浮かびました。

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そのような光景の写真も左の壁一面に張ってあり、ゆりかごも吊るされていましたので
薬草の蒸気で、病気の赤ちゃんも治していたのでしょう。気管支の病気には特に薬草の水蒸気は良いですからね。

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ラトビアの国の名前さえ知らなかった私でしたが、薬草を通じて本当に身近な国となりました。旅からいろいろな事を教えて頂きました。                   感謝
                                              松村温江
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# by m-mitsue | 2012-09-27 07:37
ラトビアの旅 豊富な食物 
2012年9月13日

9月も半ばに入り、ヨーロッパはすっかり涼しい秋です。来週からヨーロッパの学校の新学期が始まりますので、どの家庭も子供達が学校に通う準備で大忙しです。

今日は、先日行ったラトビアの食物の話です。
フランス、ルクセンブルグ、ベルギー同様、どこのレストランの味も大変美味しかったです。その上、御値段も北欧なのに、旧ソ連圏は食物、衣服、電化製品も安く感じられました。

料理は、ヨーロッパのさまざまなチーズと沢山のハーブが使われミックスされた味でした。
グリンのディルの葉がトッピングされたチーズ風味のクリームスープ


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バジルやディルの葉、ヤギのチーズがミックスされたトマトとキュウリのサラダ

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メインディーシュの肉料理は、マスタードの粒と葉っぱが添えられていて、肉と一緒に味わうようになっていました。

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この国はライムギで作った黒パン〈写真前方〉が有名です。パンにつけるソースと言えども、ハチミツ、生姜などさまざまな味がミックスされ料理人のこだわりが感じられました。 水刺し(写真後方)にはミントの葉っぱとライムの輪切りが入っている水は爽やかな味でした。 ヨーロッパでは、たいがい水は買わなければなりませんが、この国のレストランはサービスでした。

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しかし、旧ソ連圏で黒海に面したグルジア(ジョージアGeorgia)料理のレストランに行った時に興味があって普通の水ではなくジョージア水を頼みましたら、なんと塩っぽい水が出てきたのには驚きました。黒海の塩は有名ですから、水もその塩が入っていたのでしょう。薄味に慣れている私達は、その水は飲むことができませんでしたが、料理は美味しかったです。ヨーロッパとアジアの中間点に位置する国ですから、料理も折衷でした。右はヨーロッパのチーズピザ、左は中国包子(パオズ)に似ていました。

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ラガの町の人は、出勤前にパン屋に出向いて朝食を食べる人が多いようです。パン屋に、テーブルと椅子が用意されていて、買ったばかりのパンとコーヒを楽しんでいる姿を良く見かけました。パンも、日本のパンと良く似た味で、ほうれん草の野菜パン〈右)やウインナー〈後)やチーズ入りパン〈中)も有って種類が豊富でした。カニ入りマヨネーズパン〈前)の上にもイタリアンパセリが飾られています。

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ケーキの上にもイタリアンパセリがのっています。

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スーパマーケットの野菜売り場に行くと、野菜の中に色々なハーブも一緒に売られていました。

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特に ディル(左)と イタリアンパセリ〈右)が豊富でした。

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ディルDillの語源は、古代のスカンジナビア語で「鎮める」という意味の、「dilla」が由来ですので鎮静作用があります。芳香健胃、嘔吐・冷え・しゃくり止め、駆風、母乳分泌,利尿促進などの多くの効果がありますので、この国では重宝されているハーブです。フェンネルと良く似ていて区別がつきにくいですが、種がフェンネルよりは小さいです。

イタリアンパセリは、ちぢれ葉を持つ日本パセリと形が違い、細長く裂けた葉が特徴です。香りは優しいですが、βカロチン、ビタミンC、鉄を含み、殺菌、健胃、口臭除去、貧血、成人病予防に良いです。

このようにラトビアの国の食文化の豊かさに感動した旅でした。それで旅の終わりは、ハーブなどの薬草を展示してある薬博物館に出かけました。次回をお楽しみください。

季節の変わり折柄、御身体ご自愛ください。        
                                         松村温江 

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# by m-mitsue | 2012-09-13 04:54


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